トリガイ- ザルガイ科 -

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トリガイ写真1
分布
トリガイは本州以南の地域に生息する貝ですが、主に房総半島から南の地域の海に分布しています。
海外では朝鮮半島および中国沿岸で見られます。
珍しさ
★☆☆☆☆
トリガイ写真2
その他の名称
鳥貝
英名:[Heart Clam]、[Japanese Cockle]
学名:[Fulvia mutica]
大きさ
殻長:約70mm
特徴
トリガイは内湾の水深10~30m位の海の泥低または砂泥地に生息している二枚貝です。鳥貝という名前の由来は味が鶏肉に似ているからとも、貝殻からでている足の部分が鳥のくちばしに似ているからとも言われています。

トリガイの貝殻は薄く、全体的に丸く膨らんでいます。貝殻の表面には放射状にのびた溝があり、その溝に沿って殻皮が毛状の束のようになって立っています。
また、表面の色は全体的に薄い黄白色で、その上を覆っている殻皮は黄褐色。小さい個体では、赤褐色のまだら模様が見られる事もあります。

繁殖期は6~11月までと長く、時に大発生する事もありますが、近年では数が激減しているとの情報が有力です。

トリガイは別名オハグロとも呼ばれている動物体の足の部分は味が良い事から食用貝として人気があり、この大きな足の部分を使って天敵などからジャンプして逃げる事もあります。

尚、前述のトリガイの足の部分は寿司だねになる事でも広く知られています。