アンボイナ- イモガイ科 -

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アンボイナ写真1
分布
日本では紀伊半島から南の海に生息し、海外では東南アジアなどにも分布しています。
珍しさ
★★★☆☆
貝殻の価格
市場価格で700~800円
アンボイナ写真2
その他の名称
ハブガイ
英名:[Geography Cone]
学名:[Conus geographus]
大きさ
殻高:約100mm
特徴
アンボイナはアンボイナガイとも呼ばれる貝で、その貝殻は円筒形で薄くて軽く、全体の9割以上が膨らんだ体層です。螺塔は横から見た場合、かすかにしか見えないほど小さく、その表面には細かいデコボコが見られます。また、大きな体層に見合った殻口は大きく、殻口の下端が最も大きく開いてる形になっています。
貝殻の表面にはハッキリとした成長脈が見られ、下地の色はクリーム色などの白系の色で、淡い褐色または濃い目の褐色をした大きな縞模様が2、3本、その下地の上を巻いたような模様になっています。

アンボイナが属するイモガイ類は口の中に毒腺が持っており、毒を使って餌となる魚などを刺して痺れさせてから食べるという特徴を持ちます。このアンボイナはイモガイ類の中でも特に強い毒を持っている部類の為、素手で触って刺されて死亡した例もある事から、見かけても貝の口の中に手を入れたり、素手で触ったりしないように注意しましょう。
この強い毒を持つという特徴から沖縄ではアンボイナを毒蛇であるハブに例えて「ハブガイ」とも呼ぶ事もあるそうです。

尚、アンボイナは毒を持っていますが、肉を食べる事ができる食用の貝に分類されています。