タマキビガイ- タマキビガイ科 -

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タマキビガイ写真1
分布
タマキビガイは北海道よりも南の海に生息している貝で、日本では広い範囲に分布しています。
また、海外においては主に中国付近の海に分布しているとされています。
珍しさ
★☆☆☆☆
タマキビガイ写真2
その他の名称
玉黍貝
英名:[periwinkle]
学名:[Littorina brevicula]
大きさ
殻高:約15mm
特徴
タマキビガイは主に潮間帯上部から飛沫帯(ひまつたい)と呼ばれる普段は海に浸からない場所にかけての岩礁に住んでいる貝で、表面の模様に個体差があり、かなり様々な種類の模様の貝が存在しています。また、バケツなどでタマキビガイを海水に浸けておくと自然と水から上がるという貝の仲間としては珍しい性質を持っています。

タマキビガイの殻はソロバンの珠のように中心部分がやや尖ったような形をしており、4~5本位の螺肋が見られます。貝殻の表面の色は多くのバリエーションがあり、褐色、黒褐色のものから白い帯があり、縞模様になっているものや黄色っぽい色をしたものなど、様々な色彩や模様の貝がいます。

尚、タマキビガイは春になるとヘルメットのような形の卵を生む事で知られ、乾燥に非常に強いという特徴をもっている事から、乾燥状態でも3ヶ月は生存する事が可能な貝だと言われています。また、低温の場所にも暖かい場所にも適応できる事から日本全国の岩礁で見る事ができます。