タイラギ- ハボウキガイ科 -

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タイラギ写真1
分布
タイラギは千葉県の房総半島よりも南の地域の海に分布しています。
海外では朝鮮半島や中国にも生息し、西大西洋やベンガル湾などにも分布しているとされています。
珍しさ
★★★☆☆
タイラギ写真2
その他の名称
平貝、玉珧、タイラギガイ、エボウシガイ、タイラガイ、テエラゲエ
学名:[Atrina pectinata]
大きさ
殻長:約260mm
特徴
タイラギは潮間帯から水深40m程度の内湾の岩礁に住む二枚貝で大きな三角形の貝殻が特徴的な貝として知られており、大きな貝柱がお寿司のネタとして人気があります。

タイラギの貝殻は表面がすべすべとしており、10本前後の直線的な放射肋がありますが成長に伴ってこの放射肋はだんだん目立たなくなっていきます。
また、貝殻の表面に棘状の突起があるリシケタイラギという類似種も存在していますが、こちらは生息している海の深さなどが異なり、タンパク質成分なども微妙に違っています。
タイラギは比較的、成長が早い貝で約1年で成熟し、2年半で殻長が20数cmにまで達します。オスとメスが分かれている雌雄異体であり、産卵の時期は6月~9月の夏から秋の始めの期間に限定されています。

尚、タイラギは海の底に殻頂を下にして突き刺さるようにして立っているという変わった特徴を持っています。