スガイ。貝の図鑑
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スガイ
- リュウテンサザエ科 -
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分布
スガイは国内では北海道南部から南の地域にかけて生息しています。
海外においては朝鮮半島、中国、台湾などにも分布しています。
珍しさ
★★☆☆☆
その他の名称
酢貝、カラクモガイ(唐雲貝)
学名:[Turbo (Lunella) coreensis]
大きさ
殻長:約20mm
特徴
スガイは潮間帯上部の岩礁や転石などに多く住む貝で、稀に内湾に近い浅い海の海域においても見る事ができます。
スガイの貝殻の特徴としては全体的にかなり丸みを帯びていて、貝殻の表面が平滑なものと表面に大小の顆粒が無数にあり、ブツブツとした印象のものとがあり、表面の質感には個体差が見られます。
また、貝殻の色についても黄褐色のものから灰緑色のものまで、幅広い色彩のものが存在しています。
スガイの蓋は丸みがあり、石灰質で貝殻よりもかなり濃い灰緑色をしています。
尚、このスガイは蓋を酢につけると溶けながら、勝手に回り始めるという特徴を持っている為、江戸時代に子供がスガイの蓋を酢に漬けてコマのように回すという遊びを流行らせたという記録が残っている事から、スガイ(酢貝)という名前がついたと言われています。
しかし、このスガイという名前は元々、蓋についた名前だという情報もあり、貝自体はカラクモガイ(唐雲貝)などの正式な名称があるとされていますが、スガイという名前で世間に広まってしまっている為、現在ではスガイという名前で呼ぶ方が一般的であるという状況です。
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