サソリガイ- スイショウガイ科 -

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サソリガイ写真1
分布
サソリガイは国内では奄美諸島以南の地域に分布していますが紀伊半島で見られる事もあるようです。
海外ではフィリピン、オーストラリア、インドなどの他、ケニアやタンザニア、マダガスカルなどのアフリカ大陸の東側の海にも分布しています。
珍しさ
★★★☆☆
貝殻の価格
市場価格で600~2,000円
その他の名称
蝎貝
英名:[Orange spider conch]
学名:[Lambis crocata]
大きさ
殻長:100~150mm
特徴
サソリガイは潮間帯下部の岩磯の底やサンゴ礁などに住んでいる貝ですが、日本国内ではほとんど見られない種です。しかし、海外においては特別珍しい貝ではなく漁で使用する刺し網などにかかる事があります。

貝殻には七つの細長い突起があり、両端の突起は特に長くなっていて突起の多くは先端部分がカギ状に曲がっています。殻口内はオレンジ色でこの特徴から英名の「Orange」の部分の由来となっているようです。また、英名ではサソリではなくクモ(spider)とされています。

サソリガイによく似た貝としては同じスイショウガイ科の「フシデサソリ」などがあげられます。
このページでは科名をスイショウガイ科としていますがソデボラ科と書かれている場合もあります。