リンボウガイ- リュウテンサザエ科 -

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リンボウガイ写真1
分布
リンボウガイは国内においては千葉県の房総半島から南の地域の海に生息しています。
海外ではフィリピンからインドネシア辺りにまで分布しています。
珍しさ
★★☆☆☆
リンボウガイ写真2
その他の名称
英名:[Triumphant Star Turban]
学名:[Guildfordia triumphans Philippi]
大きさ
殻高:約50mm
特徴
リンボウガイは水深80m~300m位までの深海の砂および泥、すなわち砂泥底(さでいぞこ)に住む貝で、類似する3、4種の貝の中でも最も一般的と言われている貝です。
リンボウガイは貝殻の表面には小さな粒状の顆粒(かりゅう)列が見られ、色は赤褐色。裏側の殻底にも同じように顆粒列があります。また、殻口を閉じる蓋は石灰質で厚みがあり、外側は白色ですが、内側は黒褐色となっています。貝殻内部は色は真珠光沢の強い白色です。

リンボウガイの特徴的な角状の突起物は貝殻の外側のフチの部分から伸びており、成長にともなって殻が伸び、前にある突起物が成長の邪魔になると自分で切っていきます。
また、この突起物が長い種はハリナガリンボウガイという種になります。
リンボウガイは横から見ると平たい円盤状の貝の為、断面図はベイゴマのような形状となっています。

尚、リンボウガイは漁師の底刺網(そこさしあみ)や底曳網(そこびきあみ)にかかる事によって得られます。