ムラサキイガイ- イガイ科 -

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ムラサキイガイ写真1
分布
ムラサキイガイは日本では東北地方から南の地域の海に生息しています。
ムラサキイガイは世界的に生息地域を広げた貝である為、現在では世界全域に分布しているとされています。
珍しさ
★☆☆☆☆
ムラサキイガイ写真2
その他の名称
ムール貝、チレニアイガイ
英名:[Common Blue Mussel]
学名:[Mytilus edulis Linnaeus]
大きさ
殻長:約80mm
特徴
ムラサキイガイは元々、地中海原産の貝ですが、世界的に分布を拡大していった貝で、日本では1920年代に船で持ち込まれ、1935年に神戸で生息が確認されてからは、国内各地に定着し、生息地域を広げていきました。

ムラサキイガイの生息場所としては潮間帯(ちょうかんたい)~水深20m程度の岩礁で見る事ができ、基本的には群がって足糸で付着しています。
貝殻は亜三角形で薄いが硬く、表面の色は国内のもの殆どが青黒色ですが、海外では茶系の色をしたものも多く見られます。また、貝殻の表面は滑らかで光沢があり、ハッキリとした成長脈が確認できます。
ムラサキイガイは貝殻の内側が真珠光沢の層で部分的、または全体が覆われており、靭帯はまっすぐに伸び、殻の最も長い部分の中ほどにまで達しています。

ムラサキイガイは大きく分けて二種類が存在し、北海道から北に生息しているものは北欧に生息する種と同種で、本州よりも南に生息している種は地中海に生息していたものと同種だとされています。

また、ムラサキイガイは食用の貝としても「ムール貝」の名でよく知られており、ヨーロッパでは割とポピュラーな食材です。