ムラクモダカラ- タカラガイ科 -

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ムラクモダカラの写真1
分布
日本では奄美諸島以南の地域に分布しています。
海外においては東南アジアではベトナム、フィリピン、マレーシアなどで見られ、アフリカ大陸の東側の海などでも生息が確認されています。
珍しさ
★★☆☆☆
貝殻の価格
市場価格で800~1,000円
ムラクモダカラの写真2
その他の名称
叢雲宝、ムラクモダカラガイ
英名:[Tortoise cowry]
学名:[Chelycypraea testudinaria]
大きさ
殻高:90~110mm
特徴
ムラクモダカラは潮間帯下の水深10m前後の岩礁に住む巻貝で成体になる前の貝殻は灰色で成長すると大きくて黒っぽい斑点があらわれ、その上に滑らかで透明感のある層が重なっていきます。

貝殻の形は楕円形または円筒形に近い形をしており、開口部は細長く、歯は白く短いです。貝殻の基本色は白色または黄色でその上に濃い色の斑点とパッチが不規則にあらわれています。
ムラクモダカラはまるで空に浮かぶ叢雲(むらくも)のような美しい斑点が貝殻の表面にあらわれる事が名前の由来となっています。

タカラガイ科の貝の貝殻の多くは観賞用として販売されている事が多いのですが、このムラクモダカラも貝殻販売店やお土産屋などで販売されている場合があります。
また、見た目が美しいので博物館などで展示されている事もよくあります。