ホタテガイ- イタヤガイ科 -

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ホタテガイ写真1
分布
ホタテガイは日本では東北地方から北の地域の海に分布しています。
海外では朝鮮半島よりも北の地域に生息しています。
珍しさ
★★☆☆☆
貝殻の価格
市場価格で200~900円
ホタテガイ写真2
その他の名称
アキタガイ、海扇(うみおうぎ)
英名:[Japanese scallop]
学名:[Mizuhopecten yessoensis]
大きさ
殻高:約200mm
特徴
ホタテガイは水深10~30mほどの浅い海の底の砂の上に生息している貝で、食用として人気がある為、国内の広い地域で養殖されており、特に陸奥湾では盛んに養殖が行われています。おおよそ4年で15cmほどに成長し、ホタテガイの特徴のひとつである大きな貝柱が美味しい事から、その需要が高まっていきました。
また、ホタテガイの寿命は15年ほどで、貝殻は牡蠣の養殖の際に牡蠣の稚貝を付着させる為の土台としても使用されています。

ホタテガイの貝殻の特徴としては合わさっている二枚の貝はどちらも同じだと思われている事もありますが、実は右と左があり、右の方が膨らみが大きいなどの違いがあります。

ホタテガイの貝殻の表面の色は赤みを帯びた褐色、または橙色を帯びた褐色である事が多く、放射肋の数は個体差がみられます。

尚、ホタテガイは黒船来航の際にペリーが持ち帰ったとされる貝で、学名である[Mizuhopecten yessoensis]は1856年にアメリカ人によってつけられたものです。ヨーロッパでは「ヨーロッパホタテ」という近縁種が生育しており、豊穣の象徴とされています。