アヤボラ- フジツガイ科 -

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アヤボラ写真1
分布
日本では千葉県の房総半島より北側の地域の海や日本海に分布しています。
海外ではアメリカ合衆国の西部、主にカルフォルニア区などに生息しています。
珍しさ
★★☆☆☆
貝殻の価格
市場価格で2500円前後
アヤボラ写真2
その他の名称
英名:[Oregon Triton]
学名:[Fusitriton oregonensis Redfield]
大きさ
殻長:約100mm
特徴
アヤボラは水深10m~100m位までの水温の低い、冷たい海の砂泥底に生息しており、世界的には主にアメリカに分布している貝だと認識されている事から、英名も[Oregon Triton]となっています。

アヤボラの貝殻は薄くてやわらかく、螺塔が高くて細長いという特徴を持っています。水管溝はやや曲線を描いて反り返り、螺層は大きく丸く膨らんでいます。
殻口には上端に歯が見られ、外唇はやや厚みがありますが殻が薄いため、中から外側の模様が透けて見える事もあります。また、アヤボラの軸唇は滑らかな波状の曲線を描いています。

貝殻の表面には大きく迫り出した縦肋と小さな螺肋が交差して布目状になっており、その間には螺糸が見られ、不規則に縦張肋がある事などがアヤボラの大きな特徴のひとつになっています。
表面の色は黄色みを帯びた白っぽい色で、その上に黄褐色の剛毛のような殻皮が全体を覆っており、殻口と水管溝には貝特有の真珠のような光沢があります。