アサリ- マルスダレガイ科 -

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アサリ写真1
分布
アサリは国内においては北海道から沖縄まで、ほぼ日本全域で見る事ができます。
海外ではフィリピンなどの東南アジアに広く分布しています。また、北米大陸などにも分布しているようです。
珍しさ
★☆☆☆☆
アサリ写真2
その他の名称
浅蜊、蛤仔、鯏
英名:[Japanese littleneck]、[Manila clam]
学名:[Ruditapes philippinarum]
大きさ
殻長:約40mm
特徴
アサリは内海の潮間帯から水深10m程度の砂泥底に多く見られ、食用貝として潮干狩りのシーズンになるとメインの貝として沢山採れる事で知られています。アサリは昔から食用とされている貝であったようで、古代の貝塚からも多く出土されています。
2枚目の写真を見ると分かるとおり、アサリの貝殻の殻表(かくひょう)には個体ごとに変化にとんだ非常に多くの種類の模様があり、右と左の貝殻の模様が異なっているものも珍しくありません。

アサリの貝殻はおうとつのハッキリした布目状になっており、体には多くの二枚貝と同じように入水管と出水管があります。また、アサリの産卵期は5月~12月まで間となっています。

尚、アサリは昭和17年に餌のプランクトンによって毒性を持った事があり、浜名湖で大きな中毒事件が起きた事でも知られています。

アサリによく似た種類の貝としては同じマルスダレガイ科に属するヒメアサリなどがいます。