ウミノサカエイモガイ- イモガイ科 -

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ウミノサカエイモガイ写真1
分布
ウミノサカエイモガイはフィリピンからニューギニアにかけての太平洋に主に分布しています。
珍しさ
★★★★☆
ウミノサカエイモガイ写真2
その他の名称
英名:[Glory of The Sea]
学名:[Conus gloriamaris Chemnitz]
大きさ
殻高:約110mm
特徴
ウミノサカエイモガイは水深50m位までの海の砂泥地に生息している貝で、1950年代には当時の貨幣で2000ドル(現在の価値は約72万円)で買い取られる事もあったと言われる程、珍しい貝でしたが、その後、フィリピンとニューギニアで大量に見つかり、現在では30ドル程度にまで価値が落ちてしまいましたが、多くの収集家が得る事ができるようになりました。

ウミノサカエイモガイの貝殻は同じイモガイ科のタガヤサンミナシなどともやや似ており、表面にある褐色の三角形の模様が大きな特徴です。また、かなり重さがあり、螺塔の2倍以上はある大きな体層の側面は真っ直ぐか、ややへこんでいます。地の色は白っぽい色でやや青みがかったものやクリーム色のものなどが見られます。

尚、ウミノサカエイモガイの貝殻が高価であった理由は貝殻が美しいなどの理由ではなく、単に珍しかったからだと言われており、近年、大量に見つかった事による大幅な値段の下落はそれを証明しているものだと言えるでしょう。